常盤台めぐみ幼稚園

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えんだより 11月 巻頭言

「変わることへの 不安と期待」

子どもたちが自然界の昆虫や動植物を観察するとき、目を丸くして興味を示すことの一つに、「変態」があります。幼虫がさなぎになり、ついには成虫となり羽ばたいて、広い世界へと飛んで行く様子は実に驚くべきものです。同じ「変」がつく言葉に、「変化」と「変容」もあります。前者は、時間の経過と共に自然と変化するものですが、後者の英語はトランスフォーメーションで、人間も含めて外見と共に内的な質が変えられるときに使われます。トランスフォーマーと呼ばれる、車やロボットが悪を倒すために正義の味方に変化する玩具に子ども達が夢中になる時期があります。それは今ある自分の姿が、新しい自分になりたいという憧れと内面的成長の表れであるからでしょう。

さて、この幼稚園も創立53年目を迎え、四月より学校法人とならせて頂き、新生「めぐみ幼稚園」として歩みはじめました。それは、時代の流れと変化に伴い、今この園に集まってくださり、またこれから集められようとしている子ども達とご家族のためにも、様々な事柄が内実共に「変容」が必要とされていると感じているからです。年間の保育活動や保育時間、諸行事、これまで「ないない幼稚園」と呼ばれた、給食、園バス、制服なども含めて、今まで以上に踏み込んで学校法人の理事会・評議員会、そして園の先生方とも話し合いを深めています。 今年は学校法人として新体制となったばかりで、旧体制のまま継続したことも多々ありましたので、皆さまには不安を与えることもあったかと思います。来年度以降に向けて、この幼稚園が変容、いやそれ以上に聖書が語る真の意味で「新生」し、これからの時代の変化をご存知である主なる神によって造り変えられること祈り続けています。ぜひ皆さまと共に学び合い、対話を深めつつ、保護者会や毎週水曜礼拝をはじめ日々、成長・成熟を目指して、残された年度の時間において、変わることを恐れずに歩みたいと願っています。不安と期待の思いをこれからもぜひ声に出して頂ければ幸いです。

「イエスは言われた。『はっきり言っておく。人は新たに生まれなければ、神の国をみることはできない。』」        (ヨハネによる福音書3章3節)

 

園長:友納靖史

 

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