ようちかだより 2月 巻頭言
2019.02.23
新約聖書にはイエスさまが語られた「たとえ話」がたくさん出てきます。「種を蒔く人」や「迷い出た羊」のたとえは、幼稚科でもお話を聞く機会があるのではないでしょうか。イエスさまは人々の身近にあるものを用いて、神さまのメッセージを語られました。わかりやすいお話もあれば、どういう意味なのか、すんなりとは理解できないお話もあります。どの登場人物の立場に自分を置くかによって新しい発見があるのも、たとえ話の奥深さかもしれません。
さて、私は昨年のクリスマスに、ある牧師先生から次のようなたとえ話をうかがいました。「宝くじは買わなければ当たらないというのが世の常識です。けれども神さまの恵みというのは、宝くじを買っていないのに当たるようなものです。私たちが宝くじを買ったから、いい事をしたから、その付け足しとして、いい事があったというのではありません。神さまは無条件で一方的な恵みによって私たちを救ってくださるお方です。その救いのみわざのためにイエスさまを与えてくださったのです。」
宝くじを買ってないのに当たったら、皆さん、どうなさいますか?
教会員 熊谷敦子