えんだより 巻頭言 1月
2016.01.12
この冬は暖冬のようです。冬休みにスキーを楽しみにしていた方々にとっては一寸期待外れになったかもしれません。四季と人間の一生とを重ね、誕生から青年期を春、青年期から壮年期を夏、壮年期から老年期を秋、そして死期を迎えるまでを人生の冬の季節と観ることがあります。もしそれに基づくならば、めぐみの園児たちは人生の春を経験していることになるでしょう。とは言え、生活や環境も春に寒波が来たり、真冬に春を経験したりと予想外の事柄に驚かされることも多々あります。
聖書には、「わたしは、自分の置かれた境遇に満足することを習い覚えたのです。貧しく暮らすすべも、豊かに暮らすすべも知っています。満腹していても、空腹であっても、物が有り余っていても不足していても、いついかなる場合にも対処する秘訣を授かっています。わたしを強めてくださる方のお陰で、わたしにはすべてが可能です(フィリピ4:11-14)」とイエスを救い主と信じるが故に迫害され投獄されたパウロの語った言葉があります。人生にいかなる季節や境遇が訪れようとも受けとめられる、しなやかな心を育むためには当然のようにその気候に相応しい衣服の着こなしが求められます。今年度もあと3か月という限られた時間の中、特に卒園する園児とそのご家族にとって、毎週の水曜礼拝を通して子育てに生かす秘訣を共に考えて頂ける時間となりますことを願っています。
ぜひ水曜日、暖かな礼拝堂にて皆さまとお会いできることを願っております。
園長: 友納靖史