えんだより 巻頭言 2月
入園して、「いやだいやだのいやだ虫」さんだった?子どもたちが、いよいよ卒園となります。(^^; 新年最初の水曜礼拝で、タレント(芸能人)の語源となった「タラント(ン)」の譬え話(マタイ25章)をさせて頂きました。神は一人一人に違うタラント(賜物)を与えておられ、決して人と比べるのでなく、与えられたそれぞれのタラントの価値に気づいて感謝することの大切さをイエスが語られた箇所です。今月の暗唱聖句は園児たちには少し難しいものですが、これからの人生で必要とされる大切な宝(協調性)がこの言葉に隠されています。人生で一人一人の賜物と使命とは違いますが、実はお互いを認め合い、助け合い、補い合うことの大切さに気付く時、つまりそのように信じる力を持つことこそが、人間として成長したことの徴(しるし)だと語られています(エフェソ4:7・16)。
いよいよ年長さんは卒園に向けて、カウントダウンが始まりました。入園した時から卒園を控える今に至るまで、子ども達の身体と心の成長の度合いは、皆さまの目から見ていかがでしょうか。この幼稚園の3年で子ども達が立派な子(人)になることが園の願いではありません。ここで、沢山の喜びと共に、たとえ不完全・未完成であることの痛みを経験しても、まだまだこれからだ…と信じる種が静かに心に蓄えられ、いつか芽を出すことを信じて祈っています。そして何よりもまず、子どもたちをこれからも側で見守り、支え続けられるご両親が、「時間はかかっても、この子には必ずこの子に与えられた神からのタラント(賜物)と使命がある」とを信じて頂くことが何よりもの願いです。なぜなら皆さんこそ、それぞれユニークな神の愛する子ども達をしっかり育み愛するという賜物を神が与えられた、大切な子ども達を託された素敵な方々だからです。後30日余り…。全てが神さまからの大切な恵みの時です!
園長: 友納靖史