常盤台めぐみ幼稚園

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えんだより 12月 巻頭言

「くまのプーさん」を著す前、英国人作家A.ミルンは、「今、僕たちは6才」という詩を書きました。幼心を思い起こさせてくれる素敵な詩です。

「1つのとき <ぼく>は、はじまった。 2つのとき <ぼく>は、すべてにしんまい だった。

3つのとき <ぼく>はやっと ぼくになりつつあった。 4つのとき でも <ぼく>はもっと おおきくなりたかった。 5つのとき やっと <ぼく>が みえてきた。今、6つになり、なんて <ぼく>は おりこうになったんだろう。 だからいつまでも 6つでいたいとおもいます。」

子どもにとって、「自分」という存在を意識し、「今の自分」に自信を持ち、「自分の存在」を嬉しく思え、今の自分で居続けたい……と思うこと(誤解も含め)。これらは成長における大切な通過点です。自分をまず大切にする存在意識が育まれ、他者を意識すること、そして徐々に他者を大切にすることが行動として表されるようになるのは6才頃だと言われます。つまり、まだ出来ないことを責められるより、いつか出来る日が来ることを信じられ、温かく見守られ「待ち望む」大人たちの存在は、大いなる祝福となります。

主イエスの誕生を待ち望む「アドベント」の季節となりました。このクリスマスに、神さまからそれぞれに与えられた成長速度の違い、賜物(多重才能)の違いを「信じ待ってもらえる」というプレゼントが私たち大人より子どもたちのもとへ、届けられるならと願っています。

「今日、ダビデの町で ≪あなたがた≫のために救い主がお生まれになった」と告げられた言葉の通り、いつの日か、世界中全ての人たちと共に、クリスマスの喜びを分かち合える日が来ることを、神さまご自身が今も待っておられるに違いありません。

園長:友納靖史

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