常盤台めぐみ幼稚園

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えんだより 4月 巻頭言

「四季のある日本は素敵ですね…」と海外で言われ、日本に生まれ住み、当たり前だと思っていたことが、実はそうではなかったと知りました。寒さ厳しい長い冬が終わり、この暖かい桜咲く春の4月を新年度として迎えられるこの季節感を与えられていることも恵みなんだな、と感謝に満たされます。

『子どもが愛されて育つ』ことは当然のようですが、歴史を振り返り、様々なご家庭の状況を知らされた時、決して当たり前ではなかったことに胸が締め付けられます。キリスト教に基づく保育では、幼児期に伝えたいと願う『愛・あい』という言葉以上のものがあります。ハグやスキンシップによる①「体感」で。また、一緒に笑ったり泣いたりする②「感情」を受容することや、子どもに必要とされる衣食住と安全、あそびを提供される③「充足感」を通して。そして何よりも大切な愛とは、“共にいる(一緒に過ごす)”「存在: being」というシンプル、最大の喜びを共有することです。

ご両親とそれぞれに過ごした幼児期の思い出は、人格形成の何にも代え難い基盤を形成します。時が経って、家庭を離れ、園を離れてから、当たり前だと思ったことが、いかに大切な時間であったかに気づくことでしょう。でも子どもたちが気づこうと気づくまいとひたすら、大人が子どもたちと出会えた喜びを表現して注ぐ愛<アガペー:神の無条件の愛>が、真実の愛だと聖書は語ります。今年もこの園に神さまから遣わされる園児たちとの出会いを思う時、嬉しくて嬉しくてたまりません。きっと一年はアッと言う間に過ぎ去るでしょう。「当たり前!」と思える毎日を大切にしつつ、皆さまと過ごさせて下さい。今年も宜しくお願い致します。

園長: 友納靖史

 

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