常盤台めぐみ幼稚園

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えんだより 7月

「平和を造り出す心を耕すとき」

昨年夏、ポーランドのワルシャワにあるバプテスト教会牧師の娘夫妻が新婚旅行で一週間程、この常盤台に滞在し親交を深めました。今、サッカーのワールドカップ大会が開催されていますが、そのご夫妻から、フェイスブックを通しメッセージが届きました。「ワールドカップでポーランドと日本とが対決するのを、どちらも応援し、どちらにも勝利して欲しい複雑な気持ちで見守っています…」と。私も「同じ気持ちです」と返信しました。友情が育まれると、国や文化、言語の違いを越え、心には勝ち負けに勝る不思議な思いが育まれるようです。スポーツなど、国同士が対戦すると、母国への愛を自覚し、通常は健全な闘争心が掻き立てられます。しかし、不幸にも国家同士が争いに巻き込まれ、偏見と憎しみが生まれると、相手を傷つけ、命を奪うことさえ、心が麻痺する恐ろしさを私たちは誰もが抱えています。

今年も常盤台教会では、広島・長崎の原爆の火を灯している板橋平和公園に一番近い教会として平和を覚えて祈る時を持ちます。特に8月6日(広島原爆投下の日)、9日(長崎)、15日(終戦記念日)に日本各地でサイレンや鐘が鳴り、黙祷を捧げる時に合わせて、特別な祈念会を行います。今年も、めぐみ幼稚園出身の大学生たちが加わり、「二度と愚かな過ちを繰り返さない」との平和を希求する思いを祈りと音楽にこめて、特別な演奏も計画しています。幼い子ども達には「平和の尊さや意味」を教えることは、後しばらく時が必要でしょう。しかし、なぜあの日、あの時間に鐘がなり、大人たちが祈りを捧げていたのか…との記憶は心に残ることでしょう。

夏休みの時期、海や山などへのレジャーを思い存分に楽しんで頂くと共に、めぐみの子どもたちが次の御言葉のように神さまの祝福を受けて歩んでほしいと願っています。

「平和を実現するものは幸いです。その人たちは神の子と呼ばれます。(マタイ5:9)」

8月15日、自由参加となりますが、ぜひ親子で参加されることを心よりお勧めします。

 

園長:友納靖史

 

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