12月 えんだより 巻頭言
2014.12.01
♪うれしい嬉しいクリスマス。カンカンカンカン鐘の音・・・♪と、子どもたちキャロル(讃美)が響く12月。いよいよページェントに向けて配役も決まりました。それぞれに与えられた役を精一杯に果たそうとする熱い思いの表れでしょうか、廊下をすれ違うとき、既にローマ兵や天使たちになりきったこどもたちの声も響いています。
フランスの哲学者J・ギットンは「学校とは一点から一点への最長距離を教えるところ」と語りました。つまり教育とは、何でも要領良くこなす人を育てることではなく、たとえ寄り道をしても、自分に与えられた人生の最終地点に至る力を養うこと大切だと語る含蓄ある言葉です。クリスマスまでのアドベントの季節は、共に「待ち望む」ことの大切さを学ぶ時です。このページェントで役を演じる子どもたちも成長の通過点にあることを心に留めて、全てを受け留めて“うれしい嬉しいクリスマス”を喜ぶ時と致しましょう。
めぐみ幼稚園 園長 友納靖史